時価総額3位!注目を集めるリップルの仕組み、特徴を徹底解説!

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リップルとは?

リップルはXRPという単位で扱われるビットコインやイーサリアムとは違い開発や運営元となる企業がいる通貨です。
リップルは「金融機関の送金システムが抱える問題を解決する」という明確な目的をもって開発されており送金や決済に特化しています。

リップル(XRP)
    •  開発者         ライアン・フッガー
    • 運営・開発元      リップルラボ(アメリカのベンチャー企業)
    • 発行上限枚数         1000億枚

リップルの最終目標を「金融機関の送金システムが抱える問題を解決する」と表記していることがありますがこれは間違いです。
リップルの最終的な目標は「価値のインターネット」を実現することです。

「価値のインターネット」とは人々が普段インターネットのメールを用いて意思疎通をしているように通貨などの価値の移動についても国境を越えて手軽で迅速、なおかつ低コストで行えるようにするという構想です。
その為リップルは送金と決済に特化した通貨として開発されています。

送金システムが抱える問題を解決することはあくまで価値のインターネットを実現するための一つであり、最終的には価値のインターネットを構築することがリップルの目的です。

リップルネットワーク

上記の目標を達成するためにリップル社が提唱するのが「リップルネットワーク」です。
リップルネットワークの狙いは「手数料が高く、時間もかかる非効率な国際送金を安価で高速に行えるインフラ」を作ることです。

このネットワークの中で通貨と通貨をつなぐ「ブリッジ通貨」としての役割を果たすのがリップルです。

 

ブリッジ通貨とは

ブリッジ通貨とは言葉の通り通貨と通貨の「橋」となる通貨のことです。
ブリッジ通貨は決済手段として用いられるのではなく異なる通貨の橋渡しをすることで手間とコストをカットすることが狙いです。

言葉だけではイメージが掴みづらいと思うので例を用いてご説明します。

5種類の異なる通貨「通貨A~E」があるとします。
これを各通貨間で両替しようとすると通貨ペアの組み合わせは全部で10種類になります。

これだと通貨が増えれば増えるほどややこしくなり手間がかかる上に、その分コストも高くなってしまいます。

ではここにブリッジ通貨が入るとどうなるでしょうか?

図のようにブリッジ通貨が入ることで通貨ペアの組み合わせは105種類になります。
ブリッジ通貨が通貨同士の間に入ることで通貨ペアの組み合わせが減り、手間もコストもカットすることが出来るのです。
例のように5種類では効果が薄いように見えますが、通貨の種類は仮想通貨だけでも1500種類以上存在します。
通貨の種類が6種類だと組み合わせは156、7種類だと217...というふうに通貨の数が多ければ多いほどブリッジ通貨の果たす役割は大きくなります。

リップルは現在最も実用化が期待されているブリッジ通貨なので世界中でリップルがブリッジ通貨として採用されたときのことを考えると将来に大きな期待が持てる通貨です。

ブリッジ通貨についての詳しい記事はこちら↓

リップルの特徴

送金速度と手数料の安さ

リップルは送金と決済に特化した通貨なので他とは比べ物にならないほどの速さと安さで送金が可能です。
例えばビットコインの場合送金完了まで約7分以上かかりますがリップルは海外送金であっても送金完了までの時間は10秒以内で済むことがほとんどです。

 

リップルはビットコインなど多くの通貨の基盤となっているブロックチェーンとは違う独自の分散型台帳を採用しています。
リップルの目的である手軽で高速、なおかつ低コストでの価値の移動を可能にするにはブロックチェーンの「proof of work」は適さないのでリップルは独自の分散型台帳「Ripple Protocol Consensus Algorithm」(RPCA)を採用しています。
*日本ではよく「Proof of Consensus」(PoC)といわれることが多いですが正しくはRPCAです。

RPCAはPoWと違って認証をするのに暗号を解くという作業の必要がありません。
リップル社が選んだ企業・団体が検証者となり、検証者の8割が送金や決済に対して許可を出せば認証が通るシステムになっている。
その為、ブロックチェーンのPoWのようにスーパーコンピューターを使って処理をするということもないので電気代に大きなコストを割くことなく、高速な取引が可能なのです。

さらにPoWでは処理をするマイナーに報酬が払われるので手数料も高くなってしまいますが、リップルの場合は送金手数料がリップルや検証者の利益になるわけではないので、かなりの低コストで送金ができます。

 

リップルのわずかな手数料の使われ方

リップルにもわずかですが手数料が発生します。
しかしこの手数料はリップルや検証者の利益になるわけではありません。
ではこのわずかな手数料は何に使われているのでしょうか?

リップルを送金した際に発生する手数料はリップルの分散型台帳「XRP Ledger」を攻撃から守るために使われています。
「XRP Ledger」はかなりの処理能力を持っていますが攻撃を一度に受けるとどうしても処理が遅延してしまうことがあります。
そこで少額ですが手数料を取ることで、その手数料でネットワークへの攻撃対策を行っています。

わずかながらリップルの手数料が上下するのは攻撃を多く受けて、ネットワークに大きな負担がかかっているときは手数料が上がり、そうでなければ下がるという仕組みです。
上がると言っても元の手数料がわずかなものなので大きなものにはなりません。

 

様々な通貨と交換が可能

リップルが提唱しているリップルネットワークは2004年に開発された送金決済システムでリップルは単一通貨としてではなく様々な通貨との交換が可能になっています。

例えば旅行に行くために日本円をマイナーな通貨に両替しなければならないとします。
マイナーな通貨を両替する場合の多くは手数料がかなり高くかかってしまったり、日本円から直接両替することが出来ず一度他の通貨に両替してから再度両替しなければならないこともあり手間もコストもかかってしまいます。

リップルはほとんどの通貨との交換が可能です。
その為、いちいちマイナーな通貨を調べなくても日本円をリップルに変えればほとんどの通貨との交換が可能になり手数料も格段に安く済みます。

リップルに変えるのが二度手間ではないかと思う方もいるかもしれませんが、リップルなら取引は数秒で済むので結果的に時間も短く済ませることができるはずです。

 

通貨としての信頼度が高い

まずリップルの信頼できる大きな要因の一つは価格決定や発行においてきちんと開発者や管理者を公開していることです。
こういった情報を公開していない通貨も多いので、多くの情報を公開しており目的もはっきりしているリップルは信頼できる通貨だと言えます。

またリップルの信頼を裏付けるもう一つの大きな要因は世界の大手金融企業の多くがリップルと提携していることです。
大手金融企業の多くがリップルの技術を高く評価しており現時点で世界の金融機関のTOP50のうち15社以上がリップルと提携を結んでいます。

世界的大企業のGoogleがリップルに出資をしたことも大きな話題になりました。

日本でも三菱東京UFJ銀行がリップルを使った送金システムに参加することを表明しています。
この先リップルが世界中の金融機関でブリッジ通貨として使われるようになると考えるとリップルの価値にはますます期待が高まりますね。

 

 

発行上限枚数が決まっている

リップルはビットコインなどとは違い初期から発行枚数は1000億枚となっています。
ビットコインの発行上限枚数は2100万枚ですがビットコインとリップルではそもそもの仕組みが違います。
ビットコインは0からマイニングという作業を行い発行枚数が上がっていきますが、リップルの場合は最初に1000億枚のプログラムとして完成しており、取引が行われると1000億枚から枚数が減るという仕組みになっています。

 

今後に大きな期待が持てるリップル

リップルはこれからますます注目を集める通貨だと考えています。
リップルの将来性と発行上限があらかじめ決まっているという特徴から、「ガチホ」(ガチホールド)をする人が目立ってきています。

ガチホとは本気で保有し続けるといった意味で価値が上がりそうな通貨をすぐに売らずに長期で保有し続けることを言います。
リップルは将来にかなり期待ができるうえに発行上限枚数が決まっているので早めに買ってガチホしようという人が多いのです。

これから競争率は上がりリップルの価値も上がっていくことが予想されます。
早めにリップルを買ってガチホしていれば将来大きな利益になる可能性も高いです。
まだ何を買うか決めてないという初心者の方にリップルの長期保有はおすすめです!

 

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