ブリッジ通貨とは?
ブリッジ通貨とは仮想通貨の中でも特定の通貨を指した言葉で、言葉の通り異なる通貨と通貨の「橋」となる通貨のことを言います。
ブリッジ通貨は決済手段として使うことを目的として開発されているのではなく、異なる通貨の橋渡しをすることで手間やコストをカットすることを目的として開発されています。
形式的な説明だとイメージが掴みづらいと思うので具体的な例を用いてご説明します。
例えば、5種類の異なる通貨A~Eがあるとします。
これをA→B、A→C、と両替する場合、通貨の組み合わせは全部で10通りになります。
これだと手間がかかってしまい、手間がかかるということはその分コストもかかってきます。
そこでブリッジ通貨の出番です!
5種類の異なる通貨の間にブリッジ通貨という「橋」を作ってあげます。
すると通貨の組み合わせは下の図のようになります。
上の図の通りブリッジ通貨が間に入ることで通貨の組み合わせが10通り→5通りになります。
5通り組み合わせが減るということはその分手間も減り、手間が減った分コストも安くなります。
今回は分かりやすくするために5種類で説明しましたが、これが世界中の通貨となるとどうでしょうか。
6種類なら15→6通り、7種類なら21→7通りと数が増えれば増えるほどブリッジ通貨のもたらす効果は大きくなります。
様々な通貨と交換が可能!
ブリッジ通貨は異なる通貨同士の「橋」となる役割の通貨なので様々な通貨との交換が可能です。
「橋」となるのだから当たり前だろうと思うかもしれませんがこれは使う側にかなりメリットがあります。
例えば海外に旅行に行くとき私たちは日本円をその国の法定通貨に両替します。
しかし、両替を行う際に手数料がかかってきます。手数料は通貨によって様々ですがマイナーな通貨になるとかなり高額な手数料がかかってしまいます。
さらに、通貨によっては日本円からの互換性がないものも多く、一度別の通貨に両替してから再度両替しなければならない場合もあります。
そうすると手間もコストもかなりかかってしまいますよね。
実際、国内最大級の取り扱い通貨数を誇る成田国際空港の外貨両替専門店GPAでも日本円からの互換性がある通貨は34種類です。
中でも主要な通貨以外はやはり手数料が高いです。
10万円の日本円を空港で両替した場合の手数料をいくつかまとめてみたのでご覧ください。
主要な通貨
マイナーな通貨
主要な通貨でも10万円を両替するだけで数千円、マイナーな通貨になると元の金額の2割~4割近くも手数料で持っていかれてしまいます。
10万円を両替するのに2万も3万も持っていかれるとなるとさすがに納得いかないですよね。
しかし、ブリッジ通貨が導入されればわざわざ空港で両替する手間もなく、手数料も圧倒的に安く済みます。
様々な通貨と格安で交換が可能であるという点もブリッジ通貨大きなメリットであり、今後に期待ができる大きな要因の一つです。
ブリッジ通貨の代表リップル
現在ある仮想通貨の中で最もブリッジ通貨として有名なのがリップルです。
リップルは最近まで時価総額3位の通貨でしたが現在は時価総額2位になり仮想通貨全体の中でもかなり勢いのあるメジャーな通貨です。
ブリッジ通貨として実用化をするには世界中の金融機関との提携が必須条件となりますが、リップルは現時点で既に世界の金融機関TOP50のうち15社以上と提携しており、将来に期待が持てます。
さらに世界的大企業のGoogleもリップルに出資しており通貨としての信頼度もかなり高いと言えます。
海外だけでなく日本でも三菱東京UFJ銀行がリップルを使った送金システムに参加することを表明しています。
信頼度だけでなく技術としてもリップルは優れています。
リップルは価値の移動についても国境を越えて手軽で迅速に行えるようにしたいという目標を掲げていますが、その目標を掲げているだけあってリップルの送金システムの速さと安さはほかの通貨とは比べ物になりません。
代表的な通貨ビットコインは国際送金だと約10分かかりますがリップルは約5秒で送金が完了してしまいます。
また、リップルは手数料が安いうえに、ビットコインなどにはいない中央管理者がきちんと存在するので手数料が大きく変わることもありません。
リップルは今後がとても楽しみな通貨です。
投資的な目で見ればこれからの価値の上昇が楽しみな通貨でもあり、実用化して私たちの生活をより快適なものにしてくれることにも期待したいです。
ブリッジ通貨の価値はこれから上がるのか
ブリッジ通貨の仕組みや目的について話しましたが、あくまでまだ実用の準備段階です。
絶対に実用化されるとも言い切れませんが、ブリッジ通貨の代表ともいえるリップルは前述したとおり世界中の金融機関との提携なども進めており技術も優れています。
規模の大きな話なのでそう簡単に実用はできないかもしれませんが、例えばリップルがブリッジ通貨として世界中で使われるようになったらその価値の上昇は計り知れません。
現在は仮想通貨全体が下降しており、価格がかなり下がってきていますが、将来性を考えれば現在の価格は破格の値段で大チャンスだと考えています。
初心者の方で今から仮想通貨を始めようと考えている方はブリッジ通貨の代表であるリップルを買っておけば数年後にはかなりの価値の上昇が期待できます。
何を買うか分からないときはまずリップルの長期保有から始めてみることをおすすめします。
ブリッジ通貨の代表リップルの詳しい記事はこちら↓
リップルの取り扱いがある初心者におすすめの取引所はこちら↓